再来年医学部を受験する高校生必見!高校3年目にやるべきこと

医学部志望の高校3年生がやるべきこと


高校3年生は高校生活最後の年になるとともに、受験や就活で非常に忙しくなる。特に受験は大変で、進級後はすぐに受験勉強を始めることになるだろう。

ただ、医学部志望なら高3から勉強を始めるのは遅いと断言していい。その前から始める必要があるけど、高3だからこそやるべきことも沢山ある。

医学部志望の高3は、これまでを総括する大切な時期と考えるべきだ。次のことに気を付けて、合格に向けたロードマップを作ってみよう。

  1. 1秒でも多く勉強時間にする
  2. 高校の履修範囲は遅くとも夏までに終わらせる
  3. 苦手科目は徹底して勉強する(潰す)
  4. 模試やセンター試験の高得点をキープする

この4つをしっかり意識すれば、医学部合格に向けた最後の仕上げが可能になる。高3は大変な時期だけど、非常に重要な時期でもある。

特に医学部はライバルも多いし合格も難しいので、高3の1年間は全部かなぐり捨ててでも頑張るべきだ。

意識がある時間は全て勉強に注ぐようにする


受験や就職にと大忙しの高3だけど、時間がほとんど取れないこともあると思う。疲れも溜まってくるから、勉強したくない、1分でも多く寝たい、って時期も出てくるだろう。

ただ、医学部に合格するなら1分でも多くの勉強に当てたほうがいい。もし少しでも勉強時間が確保できたり、まだ意識があるって時は、どの科目でもいいから学習しておこう。

医学部の合格率を高めるためには、少しでも勉強時間を確保することが欠かせないからだ。

睡眠時間を削って勉強する人すらいる(これはこれで問題だけど)ので、出し抜かれたくないなら勉強時間を多く確保しよう。

ちなみに高3に必要な勉強時間は毎週40時間以上が目安となる。ざっくり計算して1日あたり6時間だ。普通に生活して、これだけの時間を捻出できるだろうか。

難しいからこそ、意識がある時間は全部勉強に注ぐくらいの覚悟が必要だ。

もし難しい、無理だと感じた場合、医学部予備校への通学も考えてみるといいだろう。少し強引だけど勉強時間を確保できるようになる。

高校の履修範囲は3年の夏前までに確実に終わらせておく

医学部の試験は高校の履修範囲が基本となっている。そのため、試験までに履修を終えれば一応間に合うけど、復習をすることも考えた場合、高3の夏までには全範囲を終わらせておくべきだろう。

学校の授業のみだと到底追いつかないから、自分で勉強することが必要になるんだ。

特に数3のように、理解力が求められる科目も医学部試験で出題される。もし学校の授業に沿って学んでいると、理解が追いつかず点を落とす可能性が高い。

試験では高い得点率も求められるから、少しでも問題を落とすことは不合格に繋がりかねない。

高校の履修範囲については、早ければ高3の春までに終わらせるのが理想だ。もし間に合わないと感じた時は、医学部予備校に通って集中的に学ぶのもいい。

何にせよ、早めに終わらせて残りは応用や復習、学力の向上などに時間を当てるべきだろう。

苦手科目や単元をとにかく潰すようにする


苦手科目・単元がある人も少なくないと思う。でも、放ったらかしにしたり、後回しにすることだけは避けてほしい。

苦手科目などは無意識に避けてしまいがちだけど、それを克服できなければ医学部合格は無理だ。そう断言してもいい。

特に国立狙いの人は、苦手科目と単元から潰していくべきだろう。なぜなら、国立のセンター試験は選択含めほぼ全部の科目が出題される。

選択式科目なら苦手なものを避けられるけど、逆に避けられなかった時はどうなるか。点を大幅に落とす結果が目に見えてるよね。二次試験も同じ結果になる可能性が高い。

もし得意科目のみで勝負したい場合、選択肢は私立の医学部のみとなってしまう。しかも大学自体が限られてしまうだろう。

だからこそ苦手科目と単元は優先して勉強し、克服することが求められる。それが医学部合格に一番大切なことだ。

センターや模試で安定して高得点を取れるようにする

高3になるとセンター試験の過去問を解いたり、模試を受けたりする機会も一気に増えるだろう。

どちらも医学部合格のために欠かせない要素だけど、得点に開きが出てしまうのは好ましくない。本番でも点を落としてしまう可能性が高いからだ。

特にセンター試験では高い得点率が求められる。志望大学によるけど、医学部なら85~90%ほどはキープしておきたい。

このため、ミスや取りこぼしはほとんど許されないし、油断もできないだろう。しかし点が安定していないと、ミスを積み重ねてしまうことも十分考えられる。だから模試の点を安定させることは重要性が高いんだ。

なお、模試の判定はC以上を取れることが望ましい。それも毎回C以上だ。もしこれを下回った場合、合格がちょっと厳しいラインといえる。

模試を受けた後は間違えた箇所を見直して、必ず復習しておこう。そうすることが点の安定化と苦手克服に繋がる。

まとめ

高3がやるべきことを簡単にまとめてみた。

  1. 意識がある時間は全部勉強に当てる
  2. 夏前には全範囲の履修を終える
  3. 苦手科目を克服する
  4. 模試などは高得点を安定して取ることが大切

特に気を付けたいのは勉強時間の確保と履修のタイミングだ。学習スケジュールに関わってくるから、1分でもあれば勉強したり、範囲を先に進めていったりしてほしい。

面接も早めに対策しても損はしないだろう。医学部の面接についてはこちらで解説:医師になるなら避けられない!医学部の面接について