国立医学部のセンター試験のボーダー
国立大学の医学部は高水準の学力が求められるが、センター試験に必要な得点率も高めだ。しかし、大学によって最低ラインは変わるため、受験する大学ごとのボーダー把握する必要がある。
以下は一部国立医学部の目安だが、センター試験の得点率と偏差値のボーダーを一覧にした(得点率/偏差値)。
- 旭川医科大学:84%/65.0
- 札幌医科大学:84%/62.5
- 筑波大学:88%/67.5
- 東京医科歯科大学:90%/70.0
- 浜松医科大学85%/65.0
特に東京医科歯科大学の高さが目立つ。センター試験の得点率は90%、偏差値は70が目安となっている。ただ、他の大学も水準が高いため、しっかり勉強して試験に挑もう。
駅弁医学部のボーダー
駅弁医学部は戦後GHQの統制下で誕生した国立大学の呼称だ。全国に多数あるため東日本の一部大学に限ってまとめたが、センター試験のボーダーラインはやや高い。
- 弘前大学:84%/67.5
- 秋田大学:83%/62.5
- 群馬大学:85%/65.0
- 岐阜大学:89%/67.5
- 富山大学:84%/65.0
- 金沢大学:86%/65.0
他の全国にある駅弁大学も同等の水準が求められる。できれば90%の得点率を目指すのが一番だ。
旧帝医学部のボーダー
東大や京大などは旧帝大学と呼ばれるが、明治から昭和期に設立された最高水準の大学の総称だ。ちなみに高水準の得点率と偏差値が求められる。他の国立医大とは比較にならないので、合格を目指すなら相当勉強する必要がある。
- 北海道大学:87%/65.0
- 東北大学:87%/67.5%
- 東京大学:93%/72.5
- 名古屋大学:90%/67.5
- 京都大学:92%/72.5
- 大阪大学:92%/70.0
- 九州大学:89%/65.0
特に東大のセンター試験得点率が突出している。ボーダーラインが93%だ。しかし他の大学も最低87%だし、90%を超えるところも少なくない。
これらの大学医学部を受験するなら、センター試験で満点を目指すくらいじゃなければ合格は無理な水準だろう。
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