とっとと倶楽部 : 欧米人が謝罪しない理由
今回は、海外での異文化体験にまつわるトラブルついてお話し
します。
たびたび取り上げているように、私の唯一の海外体験は、1年間の
スイス滞在でした。今年でちょうど10年がたちます。
ワールドカップ中継でスイス代表チームを見ると、なぜか当時を
思い出してなつかしくなりました(^_^)
スイスのインターナショナルスクールで日本語と日本文化を教える、
というボランティアの教師体験。それは私にとって苦労の連続
でした。
苦労した理由はいろいろあります。
○ 初めての海外生活で、いきなり長期滞在を選んでしまった。
○ 滞在地の公用語が英語でなく、第二外国語のドイツ語だった。
○ スイス人の話すドイツ語は、ドイツ人でも理解できないほど
なまっていた。(マジです・・・)
○ 語学留学で行ったのではなく、ボランティアとはいえ教師と
して教えるのが仕事だった。
○ 都会生活のほうが性格に合っているのに、赴任した場所が山の
中腹にある村の寄宿学校だった。
○ 子どもの相手をするのが苦手なのに、外国人の子どもたちと
いっしょに暮らさねばならなかった。
最後の2つなどはもう笑ってしまいますね。事前にちゃんと調べて
おけばわかったことなんですが、無計画な渡航からえらいめに
あいました。
さらにまいったのは、欧米の人の物の考え方が日本人と大きく違う、
ということでした。
少し前に、あのエレベーター事故を起こしたシンドラー社の対応に
ついて、当メルマガの英語ニュースで扱ったのを覚えておられますか。
メルマガの編集後記では、この「謝罪しない欧米文化」を私自身が
スイスで体験した例もあげました。
(スイスの寄宿舎で、ドイツ人女性教師の不注意で地下室に閉じ
込められた話です。)
スイスへ行く前の私は、「謝罪しない欧米文化」なんて全然知らず、
閉じ込められたときも、そのドイツ人に対して個人的に腹を立てて
いたのです。(あ、今でもちょっとムカついてますけど・・・^^;)
が、1年間の滞在中には、似たような体験が他に何度もありました。
だから、別にそのドイツ人だけに限ったことではなかったのです。
ホームステイ先でもいろいろとトラブルを経験しています。
夕食が出ないので夜遅くまで空腹を我慢していると、「おなかが
すいたら、勝手に冷蔵庫をあけて自分の分だけ調理しなさいよ」
と、当然のようにたしなめられて仰天したこともあります。
もめごとが起きたとき、スイス人やドイツ人がこちらに対して
いっさい手加減なしに議論を吹っかけてきたのもびっくりでした。
日本人だったら、外国人を相手に日本語で本気でケンカなんて
しませんよね。
何の予備知識もなく、現地へ行って苦労しながら学んでいく、と
いうのが私のパターンでした。それはそれで勉強になりましたが、
あらかじめ知っていたら防げていた行き違いもあったように思い
ます。
スイスに本社のあるシンドラー社が、エレベーター事件でなぜ非を
認めようとしなかったのか。ひとことでいうと、それが欧米の文化
だからです。
が、そこにはさらに根の深い理由がありました。友人のメルマガ
発行者、とっとと倶楽部の竹下薫さんに、つい最近教えていただき
ました。
とっとと倶楽部の会員の方はもうご存じでしょうが、例をあげて
文化論をていねいに説明されています。
つまり、日本人と欧米人は、そもそも「何に対して罪を感じるか」
に決定的な違いがあるそうなんです。その違いを、
○日本人・・・コインロッカーに赤ちゃんを捨てた女性の話
○欧米人・・・金持ちの商人を殺した若者の話
この具体例によって見事に対比されています。両方とも、怪談と
いうか怖い結末です。でも、日本人の私としては・・・赤ちゃんを
捨てた女性の話のほうがぞぞっとしてしまいました。
外国語を学ぶときには、こういう文化的な違いを知るのも非常に
重要です。言葉というのは、結局、現地の人々の価値観や物の
考え方の上に成り立っているものだからです。
スイスへ行く前に学んでいたら、と今さらながら悔やまれます。
まあ、10年前のことなんでしかたないんですが・・・。
「とっとと倶楽部」が何かご存じでない方のために補足しますと、
苦学しながら英語をマスターされたかおるんさんが10ヶ月もかけて
開発された、初心者を救うための英語学習講座です。
その大きな特徴は、約450ページにも及ぶテキストの中に、
1.英語の学習方法(具体的なプランの立て方、お勧めの教材等)
2.分野別の英語レッスン(日本人が間違えやすい典型的な表現、
TOEIC対策、ネイティブとの発想の違い、文法の徹底解説等)
この両方がぎっしりと詰め込まれている点です。この中には、
さっき述べた日本と外国の文化の違いについての考察も入って
います。
はっきりいって、ものすごい分量です。ちょっとやそっとでは
読破できません。「とっとと倶楽部」は次のような方に向いて
いると思われます。
○ 英語の総合力を養いたい初心者の方で、これから数ヶ月間、
じっくりと腰を据えてテキストを読み進め、かおるんさんの
指導通りに学習計画をこなしていける方
→ 450ページもありますから、相当な根気が必要です。
でも、結局は上達の近道なのです。
○ かおるんさんのギャグに怒らず気長に付き合える方(爆)!
詳しくはこちらをごらんください。
ご参考までに、先日からご紹介している好評の音声セミナーは、
次のような方に向いています。
○ ひとりでテキストをコツコツと読み進めるのは苦手なので、
英語学習のコツについて、分野別に音声でレクチャーして
もらいたいという方。
詳しい内容はこちらです。
『三日坊主が英語上手に華麗に変身!最強&最速 英語ラーニングセミナー』
↑英語レッスンそのものはありませんが、豪華特典が付いています。
ともに、皆さまの学習のご参考になれば幸いです。



